じんわり満たされるもの

栄養のあるものを
わたしは創りたい。

ただ満腹感を煽るのでも、豪華なディナーでも、ちょっとした間食でもなく。
栄養を求めていた体に、じんわりしみ込んでいくような。
心からお腹いっぱいになれるものを、わたしは創りたい。

「あ、綺麗」

たとえば其処に込めた想いの全ては伝わらなくても
「あ、綺麗」と思って貰えたら
描きたかったコトの欠片くらいは、その人に残る気がして

だから、嬉しい。


イメージが残れば、傍に居られるでしょう？
もしも誰かにとって、形容できない何かが訪れた時。
そしてその曖昧な輪郭が、頭に居たイメージと繋がることができたら。
その時、独りにはならないでしょう？

だから今は「あ、綺麗」でもいいの。
別にずっと、そのままでもいいの。
欠片だけでも、貰っていってくれるんなら。
私も、独りでないだろうから。


寧ろ、切り離された別々のものを繋ぐのが「あ、綺麗」だっていうのなら、
それってなんだか素敵なこと。

うん、だから、「あ、綺麗」って感想はとても嬉しい。

なんだか急に

ほんとに急に

あくせく転んでばっかりの頃が

いとしく思えるのでした。


＊＊＊
３、４年も経つと少しは違うね。

「ぎゅううーああっ」ってなるのは、どうしたって駄目なことなんだと思ってたんだ。
必要なことだったんだねと今なら。今は、少しなら。

一握りの理由

＞夢を叶えられる人は皆、その情熱をずっと持ち続けられる人。
＞そして、行動し続けられる人。

＞そして、残念ながら、社会にはそれを続けられる人は、一握りしかいない。
＞だから、夢を叶えられる人は、一握りしかいないのです。

＞それを胸に留めておいてください。


＊＊＊
■■■京都造形芸術大学BLOG2010/1/19の記事より

ああ、それはそうかなって思った。
生き残る人、本物になる人、「それで食っていける人」は一握り。
夢を抱き続けられることも、才能なの？
今はとっても抽象的。「夢」だとか「希望」だとか、そんなの。
どうやって保っていくの？どんな形をしてるの？
いつか「そこ」に立った時に、少しくらい何か言えるようになってるんだろうか。
それとも。「そこ」に至ってもやっぱり、そういう形ないものなんだろうか。
だから創っていくんだろうか。形が、ないから？

少しだけ船の操縦を覚えたよ

しょん。

ちょっとしょん、ってなってます。
うん、まあ、いいのいいの。

私は私の創作で、大事にしてくから、いいの。
それでいいの。

うん。

詳しく書くとただの陰口になる。
同じ事でも自分の扱いようで全然違う力を持つ。

人一人が、そういう力を持っている。
それはとても、大きな力。
人一人は、ちっぽけなのに。

・・・こんなにも、ちっぽけなのに。